原宿の伝説ショップ『PROPELLER』プロペラ。。。

ども。サスケです。

今日は前置きなしで原宿にかつてあった伝説のアメカジショップ『プロペラ』を前の記事から引っ張り出します。

サスケと同じ青春時代を過ごし、ファッションに興味がある人であれば絶対(あまり使いたくない言葉)に知っている原宿のショップ『プロペラ』。

今の様にインターネットがまだ普及していない90年代は、当然簡単には情報が入らない。
今でこそ洋服はほとんどネットで買っていますが、当時は友達と「将来はパソコン通信で洋服を買うのが当たり前になるらしいよ。」「マジで!?そんな時代来るわけないじゃん!!だってサイズとか分からないじゃん!」といった会話を本気でしたことを覚えています。

みんな実際にお店に足を運んでショッピングを楽しんだものです。

サスケが原宿、渋谷(時には恵比寿、代官山)を1日かけて歩いた時に必ず立ち寄ったのがプロペラ。
見たこと聞いたことがないアメリカ(時にはヨーロッパ)のブランドが所狭しと置いてあるこのお店は、例えお金がなくて買い物が出来なくても、見ているだけで楽しめた。

当時の情報はほぼ雑誌のみ。当時の雑誌の商品クレジットから振り返ります。
姉妹店の渋谷の『バックドロップ』さん(こちらは今でもありますね)とも多少商品が被っていたように記憶していますので、それも多少絡めて。

このお店を知ったのは当然雑誌。
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ホットドッグプレス1992年2/10号。
世の中(というより東京か)はチーマー文化が盛んなご様子。地元長野でも先輩でそれらしいカッコをしている人はいました。
プロペラはVANSONバンソンを推してます。当時のサスケ少年には到底買えないお値段。
それでも「面白そうなお店だ。」

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ポパイ1993年年末年始合併号(昨日のウィグワムの記事でも使用)
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Kがバックドロップさんの商品。
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マーモット、ウールリッチ、レッドウイング、グレゴリーなど今では誰でも知っているブランドが並びます。
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他にはMEIとかはまだなんとか分かる。
レミントン、カリブーまで行くとお手上げ。
今でもこんなブランド扱っていたら、未知との遭遇でドキドキしそう。

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ポパイ1994年5/10号
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最近すっかり見ないディスカス(ブランド消滅か?)、またもやのレミントン、ワイルドカントリー(未知との遭遇)。上にはバックドロップ地下でアドベンチャー16(これも未知との遭遇)、サウザンドマイル(最近ちらちら見始めた)。
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コロンビア(今じゃお手頃なアウトドアブランド・日本法人もあるし)、O.R.(アウトドア・リサーチというらしい。未知との遭遇)。

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asayanアサヤン1997年1月号
最後の方はオーディション番組となったテレビ東京のアサヤンですが、最初の頃は『浅草橋ヤング洋品店』というテリー伊藤さんが演出のファッションバラエティ番組でした。街で見かけた家がないおじ様をオシャレに大変身させるとか。当時、長野では深夜1時ころから放映されていました。
話しが逸れた。
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ガリビエールとかアゾロとかフランス、イタリアのクライミングブーツ。
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パタゴニアのバッグとトーレジャケット。当時はパタゴニア推しのようです。
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それとブランド不明のディアスキングローブ。
サスケが雪かきで使用のベルリングローブでしょうか。コレ↓
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FineMAXファインマックス1997年10月創刊号
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プロペラ、バックドロップさんともにダナーライト推し。今じゃダナーはABCマートさんがブランドホルダー。
時は流れた。。

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asayanアサヤン別冊STREET GEAR1998年1月発行
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プロペラとバックドロップさんのスタッフが二人並んでの写真。
プロペラスタッフさんはパタゴニア、バックドロップスタッフさんはショップオリジナルのスタジャン。
気になるのはバックドロップさんの商品クレジット。
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前の記事で触れたプレンティスのシャンブレー
やはりサスケの推測どおり、サスケ所有のシャンブレーはプロペラオリジナルなのでは?
それとウエスコジョブマスターが43500円!!

前の記事の最後に書いた極端な値上げは止めてほしいの例って実はウエスコの事でした。
今ウエスコジョブマスターって大体のお店が68000円位です。

つらつらと書いてきましたが、今じゃメジャーブランドとなり、誰でも知っているものも当時は今ほどメジャーではありませんでした。

経済用語で『ブランドロイヤリティ』という言葉があります。特定ブランドに対する消費者の愛着心とかお気に入りみたいなイメージです。
それに対して『ストアロイヤリティ』と言う言葉があります。消費者が「このお店で売っているものならば、何を買っても間違いない。」みたいな消費者からお店への信頼みたいなもの。

ブランドロイヤリティってすぐにイメージ出来た。当時のサスケは「ナイキなら間違いない。ナイキ大好き」とか「ジーパンなら絶対リーバイス。」みたいに。
ストアロイヤリティってあまりイメージできなかったんですけど、「プロペラにあるものってよくわからないけど間違いない。」みたいに思っていました。これこそがストアロイヤリティ。

簡単に情報が手に入るようになった現在に、もしもプロペラが存在していたらどうなんでしょう。
あの頃と同じく、未知との遭遇でハラハラドキドキさせてくれるのでしょうか?
それともサスケの思い出は美化されていて、当時ほどはハラハラドキドキはしないのでしょうか。インターネットですぐに情報は手に入るし。

惜しまれつつ、お別れした方が良いことも実際は結構あります。
復活を待ち望む思いと、良い思い出のまま心の中で懐かしむ。
伝説の名店『プロペラ』を思うサスケの気持ちは微妙です。。。

2019/7/17追記
プロペラのプレスを担当していらっしゃった山下裕文氏(サスケも当時の雑誌で山下氏がブレディのトートバッグを紹介している記事覚えています)のインタビュー記事を見つけました。ちなみにインタビュアーは雑誌ビギンでお馴染みのいであつしさん。
記事の日付は2018.3.15です。

サスケがプロペラに初めて行ったのは1994年ころで、裏原ブームが97~98年ころだったと記憶しております。

やはり「『プロペラ』は伝説のお店」という認識は共通しているようでうれしいです。


コメント下さい。
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この記事へのコメント

  • takaoga

    ゴローズ並んで、バナナボート覗いて(あの時から高いものばっかりだったから完全ひやかし)プロペラ行って(ここは何かしら購入!)ビンテージキングで昇天してました!今みたく中国、韓国はもちろんあまり一般人は歩いてなかったですね!先週歩いたら人、人、人で大変でした。お祭りか!みたいな。
    2019年07月19日 08:57
  • サスケ

    takaogaさん

    ゴローズですか!!
    話の流れ的にはtakaogaさんもサスケと同世代か少し上か、といった世代のようですね。

    最近プロペラ通り界隈にはなかなか長野からは行けておりませんが、中国、韓国あたりからも観光客が増えているようで。。

    キャットストリートのトラベルズさんなんかにも「日本独自のアメカジ」から「世界のアメカジ」へと昇格した「アメカジ」を求めて世界中からお客さんが来ているようですね。

    良いのか悪いのか。。。
    2019年07月20日 16:12
  • 町田のほうから来ました

    プロペラ…
    木とオイルの香り…
    セールの時にしか買わなかった、セコいアタシ。
    2022年05月19日 16:40
  • サスケ

    町田のほうから来ましたさん

    初めまして。

    町田といえば、プロペラのDNAを引き継いだカントリーさんがありましたね!

    移転して、
    店主さんの体調不良で、、、
    閉店してしまったようですが。。

    今でもプロペラが存在していたらどんな感じのお店なのか、と想像は広がりますが、ネットも普及して、USA製も風前の灯火ですし。。

    惜しまれつつ閉店しても、思い出は美化されて。

    素敵なお店でした。。
    2022年05月19日 21:34

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